2016年4月6日水曜日

後見訪問グループホームで

今日は、被後見人Aさんの顔を見に行ってきました。

月の初めは割と時間が空くので、後見訪問業務に充てることが多いのです。

さて、

Aさんは85歳。

半年前にグループホームに入所しています。

私が後見申立ての相談を受けたときは、市営住宅に一人暮らしで訪問介護を受けていました。

お金がすぐになくなってしまうという相談で、聞けば、近所のスーパーで万引きしているらしいという。

また、窓からティッシュペーパーを投げ捨てるという癖があって、まわりから苦情きていました。

体は元気で、一人で毎日どこかに出かけていました。

スーパーの店長さんには、Aさんが万引きしている可能性のある事を説明し、何かあれば連絡をもらえるようにし、地元の警察にもあらかじめ事情を説明しておきました。


そんなこんなで独居生活を続けていましたが、問題行動も多く、健康面での問題もあったため、グループホームに入居したのです。

ちなみに、生活保護を受給しており入居の費用は保護費でまかなわれました。


Aさんは、相変わらず元気でにぎやかです。

Aさんは、私のことはなんとなく覚えているようです。

それだけでもうれしいものです。


部屋の中を見せてもらうと、床が汚れています。

ほこりが結構たまっていました。

ケアマネージャーさんに、部屋の掃除はしてもらえないのかと聞くと、本人に能力があるので、自分でできることはやってもらうのだといわれました。


まあ、Aさんには掃除する能力は十分あるし、それもそうかなと。

私 「Aさん、部屋汚れてるやん」

Aさん 「そうかなあ~。でもほうきないねん」

私 「じゃあ、借りといで。あと雑巾も。掃除しよか」

Aさん 「わかった。」


Aさん、ちゃんとほうきとぬれた雑巾を持ってきました。

そして、一緒にテレビや家具を動かしながら、掃除をしました。

「Aさん、そこ掃いて。そこ拭かなあかんで~。」

Aさんは、一所懸命掃除しました。おかげで部屋はきれいになりました。

満足そうに、あんたのおかげやわ、と。

なんだか、楽しい訪問でした。



そのあと、ケアマネージャーさんに最近の状況をお伺いし、帰りました。






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